不思議な法律!!出会い系サイト規制法


(政府の行なうインターネットの規制について)

政府はインターネットを利用した児童の被害を防止するために様々な対策を講じようとしている。
しかし、無免許運転や飲酒運転の死亡事故が多いにも関わらず、その為の対策を自動車メーカーに義務付ける気配といったものはない。
それでいて、どういうわけか、 お金欲しさから援助交際の相手を探すために、自分の年齢を偽ってまで出会い系サイトを利用して児童が被害にあう事を防止するために、 サイト運営者に対して過度な負担になる規制をかけようと躍起になっていることに、私はいささかの疑問を持っています。

児童が自分の意思で出会い系サイトを使って買春事件の被害者になることと、
無免許運転や飲酒運転の自動車にはねられて死亡する被害者を減らすための対策とでは、
「前者のほうが重要な問題だ」と言っている政府の声が聞こえてきそうである。

ところで、
私が少年の頃には「肥溜めにハマったのは、畑で遊んだお前が悪い」という考え方があった。
それは「自分の大切な畑を子供に踏み荒らされたくはない」という、お百姓さんの言い分でもある。
しかし、現代においては、お百姓さんに対して「肥溜めには必ず蓋をつけろ」だとか、
「子供が畑に入れないように柵を設けよ」などと法律によって過剰に規制してしまう風潮がある。

お百姓さんの立場になれば、
「本来、畑は子供の遊び場ではない。どうして自分が多額の費用を捻出してまで、そこまでしなくてはならないのか?」と 思う気持ちも考えてあげないといけないのではないかと思う。
また幼い頃に私は「知らない人にお菓子を買ってあげるからと言われても決してついて行ってはいけない」と両親から教育されたことを今でも覚えている。
しかし、現代の政府の考え方は「児童がお金欲しさに援助交際をするのは出会い系サイトの存在が原因だ」として、出会い系サイト運営者に対して 「一年以下の懲役又は100万円以下の罰金」という刑罰まで規定した法律を作って出会い系サイトを規制し始めることとなった。
家庭や学校教育を放棄させるために、児童の教育不足の全責任を出会い系サイトに押し付ける形にしたともいえる。

現代と昔では、インターネットという特殊な事情の違いはあれど、上述したように、
年齢を偽ってサイトを利用するほんの一部の児童を犯罪被害から守るために、政府が過度の規制を敷くことが本当に必要な事なのかをもう一度ゆっくり議論してもらいたいと思う。

そうでないと、
このまま様々な規制を続けていけばインターネット自体が規制によって死んでしまう。
インターネットとは、いわゆる
「コンピューター同士がお互いに手をつないで情報交換をしている状態のこと」
を言う。
政府がしていることは、そのつなぎあった手と手を「こいつは悪者だから手をつないではいけない」と言って国民に差別を勧めたことには違いない。
このコンピューターと情報交換をするとロクなことはないといって、
コンピューター自体を悪者にしてしまった。人間の害悪をコンピューターに擦り付けたのである。
そんな理不尽なことを言い出す政府のことを、国民が信用しなくなるようになるのも時間の問題ではなかろうかと、逆の立場ながら心配さえしてしまう。

さて、今日のニュースで「出会い系サイトでの事件が増加したと警察庁が発表\した」と流された。
またまた何やら、サイトの負担が増すだけの、実効性に乏しい、無駄とも思える規制をかけようと企んでいるらしいのだが、この警察庁の発表\は、
「出会い系サイトを規制したことで非出会い系サイトでの被害が増えた」と言っているようなもので、 出会い系サイト規制法は、単に出会い系サイトに対して負担をかけてしまっただけで、規制の効果はなかったと自らの仕事の失敗を発表\したことにもなる。
もし政府が出会い系サイト規制法による規制が正しい選択だったと言うためには、出会い系サイトを規制する為の法律を新たに作る方法以外にはないことになるから、今後の政府の動きに注目しなければならないことは言うまでもない。

ところで、その報道と同時に清水健太郎さんがまたまた覚せい剤で逮捕された。
「さん」と敬称をつけさせてもらったのは、薬物中毒者は一般の犯罪者と同じように扱うことに少し気がひけたからだ。
というのは、日本においては薬物中毒者は「犯罪者」という意識が強い。(確かに犯罪者なのだが)
しかし、薬物中毒者の割合が多い諸外国では、薬物中毒者は「薬物を販売して儲けようとする悪者に利用された被害者だ」という意識を持っている国もある。
薬物中毒者になると、薬物を手に入れるお金を稼ぐために、自分自身が薬物の売人となって新たな獲物を探すようになると聞く。
しかし、清水健太郎さんや、のりピーに限ってはそういうことをしていたとは想像ができない。

日本では、薬物中毒者の人口の割合が少ないので「犯罪者」として刑務所に送り込む。
刑務所は「矯正施設」だという考え方があるけれど、
薬物中毒者に関しては「隔離施設」という機能\しか果たしていないのが現実のようだ。

ところで、これは私の1人の感想ではあるが、
政府が手掛ける仕事の多くは「大多数の国民の支持が得られるかどうかということを真っ先に考えて」仕事をしようとしているように感じる。

今いう「政府」というのは「国家公安委員会」のつもりでここまで書いてきたが、
このことに関しては「国家公安委員会」に限った事ではない。
本当にそれが必要な政策(規制)かどうかという議論が二の次になってはいないだろうか?

「年齢を偽ってサイトを利用する一握りの児童を守る為の政策であれ、児童の為にする仕事であれば国民の支持が得られる」
「ほんの一握りの薬物中毒者を助けるような仕事をすれば、”税金の無駄使いだ”と国民から非難を受ける」
このような考え方で仕事をしてもらって本当に良いのだろうか?

私は、政府はそういう考え方で仕事をするのではなく、本当にやらなければならないことを、もっと国民の為に議論を闘わせてもらいたいと国民の1人としてそのように心から思うのです。
そう思うのは、「自分の力だけでは、どれだけ努力しても立ち直れない人を支援してやること」も、私たちの大切な務めではないのかなと思うからです。

蛇足ではありますが、
私が出会い系サイトを製作しようと思ったきっかけも、それとよく似た動機からなのです。
異性に対して自分の方からなかなか声をかけることができない人もたくさんいる。
でもメールでなら何とかそれができるのではないか?
そのような考えから、もしかすればそういうサイトがひとつの事業として成り立つのではないか?という発想があったからなのです。
当時は「このようなすばらしいモノをよく作ってくれた」と大変喜ばれたものです。

そして、この改正出会い系サイト規制法は「国家公安委員会」の意思のみによって作られたもので、民意が反映された法律ではないことは確かですから、 この法律の是非をもう一度国民に問う必要があるのではないかと言うのが私の意見です。
国民のコミュニケーションを制限し、サイト運営者に懲役刑を課すようなこの法律には断固反対の意思を表\明いたします!


(資料資料)
援助交際の児童被害:年間1000人未満
覚せい剤使用検挙者:年間約15000人


(注)文中の「肥溜めには必ず蓋をつけろ」等は言葉の比喩を使ったもので実際の法規制ではありません。 また、薬物に関する記述において、薬物使用を肯定したり、必ずしも擁護しなければならないという意見を述べたものではありませんので誤解のないようにお願いいたします。